Steam版『Kingdom Chronicle』を発売しました。
ブログの更新が止まっていたので、ここから何回かに分けて攻略記事を書いていきます。作者が実際にどう遊んでいるか、という視点のメモです。
第1回は、序盤の動きと「訓練度」について。
序盤は、準備を短く終わらせる
最初に前提をひとつ。
このゲームは、内政をじっくり固めてから戦争に出る、という組み立てにすると苦しくなります。
国盗りSLGの多くは、序盤に内政を回して国力を蓄え、十分に育ってから出陣する流れになっています。その感覚で入ると、Kingdom Chronicle では手が止まります。
但し、中盤から終盤に掛けては国力差(十分な資金と兵数の確保)が肝となるので、あくまで序盤における優先度の話になります。中盤~終盤の盤面の詰め方については、後日、記事にまとめたいと思います。
こちらは、攻めるための準備を短いターン数で終わらせて、早く動くほうが安定します。攻めが最大の防御、という言い方が近いかもしれません。
序盤にやることは3つです。
1. 空席を埋める

空席(武将の登用枠)を放置していると、単純にコマンド実行機会が失われ、それだけで出力が落ちます。開始直後に確認して、埋められるものは埋めてしまってください。
但し捜索成否にはある程度の知力と魅力が必要です。それらの能力が低い武将は訓練などに回すことも考えます。
2. 同盟先を選ぶ
同盟は「強い勢力と組む」より、位置関係で選ぶほうがうまくいきます。
自勢力をどのように進出させるかプランに従って同盟先を考えます。シンプルに最も離れた勢力がお互い進路を塞ぎ難いので良いかもしれませんが、進出競争の邪魔(攻め落とす拠点の選択で進路を妨害)もできないので、敢えて近くの勢力を選ぶのも有りかもしれません。
誰と組むかではなく、どこへ進出し、どこで塞ぐかで考えてください。
注意すべき点としては、同盟勢力の攻め込む先を完全に塞ぐと同盟破棄して進出先を確保する動きになりやすいので注意が必要。
★先々の展開まで考慮(完全統一を目指す)して同盟先を選ぶ場合、敢えて近くの勢力と結び、破棄前提で展開、破棄付近に次の鞍替え勢力と親睦するなど数ターン先を見据えた動きも考えます。進路を塞いで相手に破棄させる事を狙ったりします。
3. 出撃準備を速く済ませる
やることは徴兵と訓練です。ここを短く終わらせるほど、有利な時期に動けます。
秋の収入を得られた頃に武力の高い武将へコマンド実行させて早急に兵数確保、訓練度を上げましょう。
そして、この2つのコマンドには順番の仕様があります。次で説明します。
訓練度は、そのまま戦力です
ここからが本題です。
訓練度は、部隊の戦力にそのまま掛かるパラメータです。
- 訓練度100 → 戦力100%
- 訓練度80 → 戦力80%
補正や係数ではなく、そのままの割合です。訓練度80の部隊は、同じ兵数でも2割弱い部隊になります。対戦する武将の武力が同じで兵数に差があっても訓練度で逆転していればその差はかなり縮まります。
つまり、兵を増やすより先に、今いる兵の訓練度が100かどうかを見てください。
原則:訓練度は常に100をキープする
コマンド配分の基本方針は、これだけです。
訓練度が下がったまま兵を増やしても、増えた分にも同じ割合が掛かります。兵数を積む前に、訓練度を戻したほうが効率が良くなります。
徴兵と訓練は、同じターンに出せる
重要な仕様です。
徴兵をすると訓練度が下がります。新兵が入るので当然です。
ただし、徴兵(募兵)と訓練を同じターンに指示した場合、解決順は「徴兵(募兵) → 訓練」で固定されています。
- 徴兵、募兵が処理される(兵数が増える/訓練度が下がる)
- そのあと訓練が処理される(訓練度が上がる)
この順番のおかげで、兵数を増やしながら訓練度100を維持できます。
AIも基本この手順を踏んでくるので訓練度を維持しようとしながら増兵してきます。但し、プレイヤーほど厳密に100キープラインを狙って徴兵/訓練のコマンドバランスを考えるまでは行っていない為、隙(訓練度100未満)が多いです。
徴兵したターンは訓練度が下がるもの、と諦めて別ターンに訓練を回すと、その1ターンぶん動き出しが遅れます。序盤ではこの差が効きます。
有効な特技
訓練度まわりで見ておきたい特技は、このあたりです。
- 名指導 — 訓練度の上昇量が大きい。この特技持ちは序盤から終盤まで活躍の場が多い
- 徴兵術 — 徴兵時の兵数が増えます。序盤の資金繰りが苦しい時は特に役立ちます
- 仁政 — 徴兵時の民忠下落を抑えます。民忠は収入に影響するので地味に恩恵があります
- 精鋭選別 — 徴兵時の新兵の訓練度が高くなります。訓練要員が足りない時に
特に名指導は使い勝手が良く、この特技を持つ武将を確保できたら序盤のテンポが変わります。
コマンドは、まとめて出すより刻むほうが安い
もうひとつ、コマンド配分に関わる仕様があります。
投入した資金に対する効果は、比例しません。
資金10の投入で得られる効果を100%とすると、3倍の資金30を投入しても効果は300%にはならず、200%程度にとどまります。投入額が増えるほど、資金あたりの効率は落ちていきます。
つまり、
- 急ぐなら、多めに投入する。1ターンで大きく動かせます
- 費用対効果で見るなら、少額を刻む。同じ資金でより多くの効果が得られます
速度が優先される場面では多くの資金を投入し、資金難や地道に費用効果を高くしてコマンドを積み上げる場合は少額投入などと使い分けます。
一方、盤面が拮抗して削り合いになってくると、資金の総量がそのまま継戦能力になります。同じ資金で何ターン戦えるかが効いてくるので、刻んで対費用効果で上げていくか、一気に資金を投入して速攻するかと判断します。
急ぐか、節約するか。この判断が局面によって切り替わることが、資金運用のポイントです。
中盤以降の資金運用については、次回の記事で扱います。
応用:相手の訓練度を見る
訓練度は自分だけのパラメータではありません。
諜報で敵勢力の状態を見ると、訓練度が100を下回っている勢力がよくあります。徴兵の直後は特にそうです。
訓練度80の勢力は、表示上の兵数がこちらと同じでも、実際の戦力は2割低い状態です。
なので、
- 相手の兵数だけを見て「まだ勝てない」と判断しない
- 諜報で訓練度を確認する
- 相手が徴兵を入れてきそうなタイミングを読んで、そこへ出陣する
という考え方ができます。
兵数が拮抗しているように見える盤面でも、訓練度の差で押し切れる場面はあります。
★現時点の訓練度が低く見えても資金が少ない場合、徴兵できずに訓練される可能性があるので出陣後の翌ターンには訓練度がMAX近くになる可能性を考えます。逆に資金に余裕がありそうなら継続して徴兵する可能性が高く、攻め時と見ます。
★特技「攪乱」持ちの活用も有りです。出陣時に計略を仕掛け、成功すれば相手の訓練度を下げることができます。計略効果は徴兵、訓練などの後に適用されるので訓練度を100にした後、下がることになり、必ず100未満で対戦できます。計略の活用については、諜報力の影響などもあるので後日ブログ記事にしたいと思います。
まとめ
- 序盤は準備を短く。内政を固めてから、では遅い
- 空席を埋める → 位置で同盟先を選ぶ → 徴兵と訓練
- 訓練度は戦力にそのまま掛かる。常に100を目標に
- 徴兵と訓練は同じターンに出す(解決順が徴兵→訓練のため両立できる)
- 諜報で相手の訓練度を見る。数字ほど強くない相手がいる
次回は「中盤の進め方」を予定しています。
