『Kingdom Chronicle(王国創世記)』Steam版 リリース日決定のお知らせ

久しぶりの更新になります。

しばらくブログの更新が止まっていましたが、その間も『Kingdom Chronicle』の調整と、Steam版の準備を進めていました。

そしてこのたび、Steam版のリリース日が決まりました。

『Kingdom Chronicle』Steam版は、2026年7月22日(水)20:00 にSteamで発売予定です。無料版を公開してから、ようやくSteam版の発売日を告知できるところまで来ました。

今回は、Steam版のリリース日決定のお知らせと、無料版からSteam版で変わった点についてまとめます。

■ Steam版のリリース日が決まりました

『Kingdom Chronicle』Steam版の発売日は以下の予定です。

2026年7月22日(水)20:00

Steamストアページはすでに公開済みで、現在ウィッシュリスト登録が可能です。

また、リリース日決定にあわせて、Steam版として初めてのプレー動画も公開しました。序盤に何をすればよいか、実際のゲーム画面を使って紹介する内容です。

『Kingdom Chronicle』は、ターン制のファンタジー戦略SLGです。一国の主となり、武将を集め、内政を行い、同盟や援軍を活用しながら、天下統一を目指します。

戦闘は自動解決で、プレイヤーは細かな部隊操作ではなく、

・どこへ出陣するか
・誰を向かわせるか
・どの勢力と同盟するか
・援軍を頼むか、送るか
・どの武将を登用/引抜/捕縛するか

といった戦略判断を中心に進めていきます。


■ 無料版公開からSteam版へ

『Kingdom Chronicle』は、まず無料版を公開しました。

無料版は体験版ではなく、最後まで遊べる完成版です。まずは自分の作った戦略SLGを、実際に遊べる形で公開する。そこを大きな区切りとして考えていました。

その後、無料版をベースにしながら、Steam版に向けて調整や追加実装を進めてきました。

Steam版は、無料版からゲーム内容を根本的に別物にするものではありません。ただ、Steamで販売する版として、UI、ヘルプ、武将、イベント、シナリオ構成などを見直し、より遊びやすい形に整えています。

無料版を遊んでくださった方にも、Steam版では細かい部分の違いや調整を感じていただけると思います。

ゲーム全体の流動性を高めるため、名声の自然減少、破棄のペナルティ緩和、AI勢力が積極的に同盟を組み替える鞍替え外交、全土戦限定での予期せぬ蜂起(新たな勢力の発生)など、終盤まで盤面が動き続ける調整を入れています。難易度が上がるほど、AI勢力は最大勢力の一強化を許さない動きになっていきます。

また迎撃に強い新兵科「重装」の登場、孤軍奮闘や虚報など援軍に対する強化/弱体する特技も新たに追加しています。

この辺りは好みが分かれる部分なので、Steam版の調整を無効化し、無料版と同じ挙動で遊べるモードも用意しました。AI思考や細かなルールを従来どおりにしたい方は、そちらを選んでいただけます。

■ Steam版ではUIをかなり見直しました

Steam版に向けて、特に時間をかけたのがUIまわりの見直しです。

見た目のブラッシュアップだけでなく、各種情報の配置、ボタンの見え方、結果画面の読みやすさ、ヘルプへの導線など、かなり細かく調整しました。

『Kingdom Chronicle』はシンプル寄りの戦略SLGですが、それでも扱う情報はそれなりにあります。

・武将の能力値
・勢力の状態
・同盟関係
・友好度
・信頼度
・拠点情報
・戦争やイベントの結果
・ターンごとの変化

こうした情報が見づらいと、ゲームの流れそのものが分かりにくくなります。

そのためSteam版では、見た目を整えるだけでなく、「どの情報を、どこで、どのタイミングで見せるか」を意識して調整しました。

UIは一度作って終わりではありませんでした。実際に動かしてみて、

・この情報はここに出た方が分かりやすい
・このボタンは少し目立たない
・この結果表示は読む順番が分かりにくい
・ここはもう少しゲームらしい見た目にしたい

と感じるたびに、何度も張り替えています。

これは「これだけ頑張りました」と言いたいわけではなく、自分が納得できるところまで突き詰めたかった、という感覚に近いです。

『Kingdom Chronicle』は、複雑なシステムで押し切るゲームではありません。だからこそ、毎ターン触る画面の分かりやすさや、結果表示の気持ちよさは大事にしたいと思いました。

無料版の時点でも一通り遊べる形にはなっていましたが、Steam版ではそこからさらに、見た目と操作感を整える方向でかなり手を入れています。

大きな新システムを足すというより、今あるゲームをきちんと遊びやすく磨く。Steam版では、そこをかなり意識しました。


■ ゲーム内ヘルプを追加しました

Steam版では、ゲーム内ヘルプも充実させました。

これまでもWebマニュアルは用意していましたが、プレイ中に毎回ブラウザで確認するのは少し手間です。

そこで、ゲーム内でも簡単な説明を見られるようにしました。各コマンドの意味や、序盤に何をすればよいかなど、最低限の情報はゲーム内で確認できるようにしています。

もちろん、細かい仕様まで完全にゲーム内で説明しきるのは難しいので、詳しい情報はWebマニュアル側に残しています。ただ、最初の取っかかりとしては、ゲーム内ヘルプだけでもある程度分かるようにしたいと考えました。

『Kingdom Chronicle』は、複雑で挫折させるゲームではなく、戦略SLGの最初の一歩として遊べるものにしたい。そのためにも、ヘルプまわりはSteam版でかなり意識して整えています。

各所に「?」ボタンを配置しており、簡単な説明が参照できます。
Webマニュアルで最もアクセスが多い特技一覧をゲーム内へ実装しました。


■ 無料版からの主な追加要素

Steam版では、無料版からいくつかの追加要素があります。

まず、武将を24名追加しました。無料版では144名だった武将数が、Steam版では168名になります。

武将は、探索による登用、他勢力からの引抜、戦争や滅亡時の捕縛など、ゲーム中のさまざまな流れで登場します。武将数が増えることで、プレイごとの出会い方にも少し幅が出ると思います。

また、軍師助言のバリエーションも追加しました。
それに併せて「いつでも助言」ボタンも実装。ボタンクリックでいつでも状況に応じた助言を聞く事ができます。

フクロウのボタンをクリックで軍師の助言がいつでも。

『Kingdom Chronicle』では、プレイヤーの判断を補助するために軍師が助言を出します。出陣、計略、外交、ターン開始時の状況など、さまざまな場面で一言コメントが入ります。Steam版では、この助言の種類を増やし、より状況に応じた案内が出るようにしました。

さらに、ターンイベントも追加しています。

季節や勢力状況に応じて発生するイベントに加え、名声が上昇するイベントも追加しました。名声は、勢力の評判のようなパラメータです。同盟や援軍、破棄など、勢力間の関係にも関わるため、単なる飾りの数字ではなく、ゲーム中で意味のある値として扱っています。

ターンイベントが増えることで、毎回の展開にも少し変化が出るようになりました。

■ 全シナリオの拠点と接続も調整しました

Steam版では、全シナリオに拠点を追加し、接続も調整しました。

戦略SLGでは、マップ上の拠点配置と接続がかなり重要です。

・どこからどこへ攻められるのか
・どの勢力が孤立しやすいのか
・同盟によってどのルートが塞がるのか
・拠点数によって武将枠や行動回数がどう変わるのか

こうした部分は、拠点の数やつながり方によって大きく変わります。

無料版公開後の調整として、各シナリオの拠点を増やし、接続関係も見直しました。これにより、勢力ごとの展開や、序盤の動き方にも少し変化が出ると思います。

派手な追加要素ではありませんが、戦略SLGとしての遊び心地にはかなり影響する部分です。

シナリオ3では北の山間部、南西の島に拠点を増設。
全土戦マップでは南北に回廊を用意しました。


■ 『Kingdom Chronicle』は、戦略SLGの最初の一歩として作ったゲーム

以前の記事でも書きましたが、『Kingdom Chronicle』は、複雑な戦略SLGへの入口になるようなゲームを目指して作りました。

昔の光栄ゲームのような、数字を眺めながら国を育て、武将を動かし、外交し、戦争するゲームが好きでした。

一方で、最初からあまりに複雑にしすぎると、初めて触る人には入りづらくなります。そこで『Kingdom Chronicle』では、要素をかなり絞っています。

・内政
・外交
・謀略
・武将登用
・出陣
・援軍
・自動戦闘

戦略SLGらしい要素は残しつつ、できるだけ流れを追いやすくしました。

複雑で挫折させない。でも、国を広げていく楽しさや、武将を集める楽しさは残したい。そういう考えで作った作品です。

『Kingdom Chronicle』は、自分にとって戦略SLG制作の最初の大きな一歩でもあります。まずはこの作品を、Steam版としてしっかり届けたいと思っています。

■ 次回作についても検討中です

少し先の話になりますが、次回作についても少しずつ検討を始めています。

『Kingdom Chronicle』は、戦略SLGの入口になるようなゲームとして作りました。複雑で挫折させない。けれど、国を広げる楽しさ、武将を集める楽しさ、外交や戦争を考える楽しさは残す。そういう方向性の作品です。

一方で、本作を遊んで「もっと管理要素が多い方が好き」「もう少し本格的な戦略SLGを遊びたい」と感じる方もいるかもしれません。そういう方に向けた作品も、いずれ作ってみたいと考えています。

ただ、どういう規模のものにするか、いつ頃になるかは、まだはっきりとは決めていません。

正直なところ、次にどれくらいのものを作れるかは、本作をどれだけの方に遊んでいただけるかにもよります。個人開発なので、やりたいことを全部入れるとすぐに破綻しますし、規模が大きくなるほど時間もかかります。だからこそ、ここは慎重に考えているところです。

それでも、『Kingdom Chronicle』を作ったことで見えてきたものはかなりあります。本作を入口として遊んでもらい、そこからもう少し骨太なSLGへ進みたい人に向けて、次の作品を考えていきたいと思っています。

まずは、目の前の『Kingdom Chronicle』を、きちんと届けることに集中します。

■ 今後の予定

Steam版のリリース日まで、引き続き細かな調整を行っていきます。

大きな仕様追加というよりは、表示の分かりやすさ、不具合修正、バランス確認、ストアページや告知まわりの準備が中心になります。

無料版を公開した時点でも大きな区切りでしたが、Steam版のリリース日はまた別の意味で大きな区切りです。

個人開発なので、できることには限りがあります。それでも、自分が好きだった戦略SLGの感覚を、自分なりに形にしたいと思って作ってきました。

発売まであと少し。引き続き『Kingdom Chronicle』をよろしくお願いいたします。

■ Steamストアページ

『Kingdom Chronicle』Steamストアページはこちらです。

https://store.steampowered.com/app/4855560/Kingdom_Chronicle

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https://gamebiz.jp/news/429103